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今年で34才になる千佳子は都内のコンピューター会社に勤めていた。
すでに同期入社した女子社員は、結婚などで退職しており千佳子だけとなっていた。
もちろん千佳子にも、今までそういった話が無かった訳では無かった。
むしろ、社内でも1、2位を争う美貌を持つ千佳子に言い寄ってくる男性社員の数は数えきれない程で、今でもその人気は変わらずに男性社員の憧れの的になっていた。
マーケティング部を率いる千佳子は、さっそうと仕事をこなし知的な面持ちの中に見え隠れする成熟
した女性の色香を漂わせている姿に後輩の女子社員達からも理想とされていたのだった。
千佳子は、5年前に恋人と別れてから特定の男性をつくらなかった。
社内のみならず、取引先の男性社員からも申し込まれる事は多かったが、今は仕事が楽しくて仕方
無い千佳子にとり恋というものがとても面倒に思えてならなかった。
ただ、そんな千佳子も女として熟れた時期を迎えており、体の奥から貫いてくる欲情を覚えることを
押さえれ切れない事があり、何度か恋愛感情無しの肉体関係を言い寄る男性達と結ぶ事を
考えたが、割りきることが出来ずに結局は断ってばかりいた。
社内で見せる知的なイメージの仮面の裏に隠された千佳子のプライベートがそこにあった。
込みあげる欲求を自らの指で慰める行為の日々と会社で演じている自分の姿とのギャップがあった。
そんな千佳子がある日を境に、渦巻いている性への欲求を吐ける行為を知ってしまったのだった。
通勤で利用している車内で遭遇した一件から千佳子は秘密の愉しみを持つようになっていた。