上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
(これじゃ…本読めないな…)
電車が動き出して里織はいつものようにバックの中に入れてある単行本を取ろうとしたが、
今朝は普段と違い一段と混雑しているのに読むことを諦めた。
(………。)
やがて里織は電車が揺れるたびに後ろの男の手がお尻に当たるのを感じていた。
(………。)
混雑している車内で偶発的な触れる手の存在に里織は気にせず窓からの風景を眺めていた。
(…気づいてくれないかな…)
偶発的とは分かっていても里織は後ろの男性が気遣ってお尻に触れている
手の位置を変えてくれる事を期待していた。
(………もう…嫌だなぁぁ。)
しかしその手は里織の期待に答えてくれずコツンコツンとお尻に触れ続け
里織は嫌悪感を心に中で感じ始めていた。
(……えっ!?)
里織は電車の揺れに合わせて接触していたその手がピッタリと張りついたのに驚いた。
(えっ…えっ…)
張りついた男の手がお尻のラインに沿って動き出してきたのに里織は身を硬くした。
(……痴漢?!)
男の手は明らかに意識を持って里織の尻を撫でていた。
片手で里織の尻を撫でながらもう一方の手でスカートをたくし上げてきていた。
里織は恐怖の余り後ろを振り向く事が出来ずただ体を震わしていた。
男はそんな里織の姿を楽しむように手の動きを強め大胆に尻を揉んでいた。