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2009-09-15

自衛隊 第3話

(ふぅぅぅぅぅぅ…)
完全にバテた麻衣子はそのままうつ伏せに体を芝生の中に沈めた。

「1700倉木…」
「はい!」
麻衣子は直立不動の態勢を保ちながら大きな声で返事をした。
(また…最初…もう1700過ぎてるのに…)
「1715第1班、1730第2班、1745第3班…」
整列している訓練生に向かって入浴割当時間が告げられていった。
「1800第4班、1815第5班…以上!」
「全員解散」
教官の掛け声に訓練生達は駆け足で宿舎に戻った。
ただでさえ少ない入浴時間を麻衣子はいつも削られていた。
(今日は特に…時間が無い…)
麻衣子も自分の部屋に走った。
解散を告げられたときに腕時計の針はすでに17:06を指していた。
(あ…後…9分しかない)
日中の訓練で汗や脂にまみれベトついた体を早くさっぱりさせたかったし
時間内に入浴する事も訓練の一部となり時間が無くて入れなかったなどという
言い訳は許される事では無かった。
麻衣子は朝用意して置いた替えの下着を包んだタオルを掴むと慌てて部屋を出た。
「番号133 倉木入ります!」
「良し!」
風呂の前にいる教官が返事をして風呂場に通じる曇りガラスのドアを開けた。
汗が染みついたTシャツを脱ぎ脱衣籠に投げ入れた麻衣子はアーミーパンツに手を掛けた。
毎度の事ながら男しかいない施設で下着を外すのに麻衣子は緊張し何度も教官の後姿が
映っている入り口のドアに注意しながら下着を降ろしていった。
いくら男に負けることが嫌いな麻衣子でも女性の恥じらいがあり
脱衣籠に入れたあるバスタオルに脱いだ下着を包み隠すように押しやった。
防犯上の為に腕時計など貴重品を風呂場に持ち込む事を禁じられているため
入浴できる時間は自分の勘だけが頼りとなり体内時計を鍛えるという訓練にされていた。
(部屋を出たときは8分だったから…あと7分ね…)
麻衣子はシャワーのノブを捻って体を洗い出した。

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