「うるさいんだよ!」
「ビシッ!!」
再び、忠雄の頬をはたいた工藤は一旦、廊下へ出ると黒いスポーツバッグを持ってくると胡坐をかき座った。
「さてと・・・奥さん・・・」
そう言って、工藤は涼子のニットのボタンに手をかけた
「な・・・何するの!」
「ふふふ・・・こちとら女房に逃げられてご無沙汰なんでね・・・ちょっと奥さんの体を借りようかとね・・ふふふ」
「や・・・やめて・・・大声出しますから・・・」
身動き出来ない涼子は懸命な抵抗の言葉を工藤に向かって吐いた
「や・・・やめろぉぉ!!」
しゃがれて声にならない忠雄の声に工藤は拳で何度もすでに血まみれの顔を殴った。
「ぐ・・・っぐぐ・・・」
忠雄は苦しそうな声を漏らして、自分のふがいなさに涙が浮かんだ目で涼子のことを見つめた。
「奥さんさえ、大人しくしてくれたら、ご主人にはこれ以上手を出しませんから・・ふふふふ・・」
「・・・・・・・・。」
涼子は工藤の言葉を信じるしかない立場の弱さに涙があふれそうになっていた。
体をねじりようにし抵抗をしていた涼子は絶望に駆られその体から力が抜けていった。
「そうそう・・それでいいんだよ・・・」
羽交い絞めしていた江原はその必要がなくなったのを感じ、腕を放すと背後から手をまわしボタンが外されたニットを剥ぎ取った。
色白の素肌が露わになり薄いピンク色のブラに包まれた乳房がその存在をアピールするかのように呼吸にあわせ静かに揺れていた。
「白い肌してるね・・奥さん・・」
江原はそういうと首筋に舌を這わせ、涼子の甘い体臭を味わっていた。
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